昨日で1学期が終わりました。 あっという間でした。早い!! こうやって夏休みも終わっていくのかなー。
有意義に過ごしたいです!!
先週は3つの交流学習があって、なんだか、子ども達もそうだけど、私自身も達成感があります。
赴任してから、他の離島の中学校とインターネットを通しての交流学習を継続しています。今年で、3年目!
相手の学校の先生は、学生のときからずっと英語教育について語り合ってきた友だちなので、お互いに何を考えているかわかっていて、打ち合わせもLINEで少しメッセージを交換するだけで、できちゃいますw
互いに刺激し合える(と俺は思っている)仲間がいることは本当に幸せで、こんな仲間の輪を少しずつ広げられたらと思っています。
先週の交流学習3つというのは・・・
① 自己紹介(1年生)
小さな島では生徒はお互いに知り合っているので、あんまり自己紹介をする意味がないw なので、他の中学校に自分のことを紹介するという目的。
② 自分の島の紹介(3年生)
教科書にある日本の文化紹介というのをちょっとアレンジして、自分の島の紹介。15の春に島を離れる子たちだからこそ、自分の生まれ育った島の良さを改めて認識してほしい。そして、それを英語で世界に発信できる子になってほしいという願いから。
③ インドの文化について(3年生)
教科書のLesson 3-CDはインドの文化についての内容なので、うちのALTの友だちでトリニダード出身でインドのバックグランドを持つALTにいろいろ教えてもらいました。私自身、下調べをして臨んだんだけど、それでも新たに学ぶことがあって、おもしろかった。うちのALTも自分自身も学ぶことがあったといってました。 やっぱり、教科書の指導書とかインターネットの情報だけじゃなくて、その文化背景を持つ人から直接学ぶって大切だと思いました。
という感じの交流学習でした。
今回は、1年生の取り組みをふり返りながらまとめていきたいと思います。
1年生の1学期のパフォーマンス・テストとして、T中学校の生徒に自己紹介をするという課題を設定しました。
目標は1分間の自己紹介! それと、相手の自己紹介をメモを取りながら聞き取ること。
1分って、案外と長いです。英語教師でもネタが尽きてきて、途中で「えーっと・・・・」ってなったりします。笑
それでも、中学校の初期の段階で「流暢性」を意識した指導が大切だと思うので、英語の量を出させることを意識しています。
そのために意識して指導したことは・・・
①音読
いろんな種類の音読をしながら、英語を読むことに慣れさせたり、覚えることへの抵抗をなくすように指導してきました。
最初は英語を読む「速さ」に意識して取り組んでもらいます。
〇ペアで速さを勝負する「音読バトル」は子ども達も好きな活動で、必死に取り組んでくれます。
〇人数が少ないので、何回かバトルをしたら、飽きるのでハンドをつけます。
じゃんけんで勝った方が、負けた方の3~5秒後にスタートする。みたいな感じで。
生徒が読むのに慣れてきたら、「意味」を意識しながら読んだり、覚えることを意識した音読に移ります。
〇リード・アンド・ルックアップ
〇日本語→英語 教師が日本語で読み上げ、生徒は英語で読む。
〇レペティッション 閉本した状態で、教師の後に繰り返す。生徒は教師が読んでから5~10秒後に繰り返す。
などなど、いろんな音読をしながら、できるだけ飽きずに、楽しみながら力がついていくのを目指しています。
単元(レッスン)が終わると、音読テストがあるんですが、すべての生徒が全部のパートを暗記しています。
ホントに意欲的で感心します。
②スピーキングの帯活動「ベしゃりマスター」
以前の投稿にも書いたのですけど、スピーキングの帯活動として「べしゃりマスター」を入れました。
じゃんけんで勝った方が自己紹介を設定された時間で行う活動。逆に言うと時間内はなんとかしゃべり続けないと行けない活動です。
負けた方は、あいづちなどのリアクションをしながら聞きます。まだまだ、聞く姿勢は指導不足ですが。。。
時間の設定は最初は30秒から始めました。やはり、30秒でもキツくて、しゃべりつづけるのはできなかったのですが、ペアを変えてやっていくうちに、話す内容の幅が広がっていって、30秒、45秒、最後には1分と継続できるようになってきました。
1分間話すことができるようになったのは、期末テストの英作文の課題が大きかったのじゃないかなーって思っています。
③期末テストでの英作文の課題
定期テストの英作文は、事前に課題を知らせて、教師またはALTのアドバイスを受けてから、それを覚えて書く方式にしています。
これは「佐賀メソッド」のワークショップが沖縄で開催されたときに学んだ方法です。
即興での英作文の力も大切だと思うんですが、中学の段階では覚えたのを書くというので、スローラーナーにも「やってみよう!」と思えるような課題にする方が良いんじゃないかと思っています。
今回は流暢性、つまり文の量を重視したかったので、加点方式にしました。1文2点もらえて、書けば書くほど点数が上がる。だけど、文法に大きなミスがあった場合は減点するという感じです。
生徒にも事前に伝えていたので、最後までねばり強く書き続けていました。
④4技能を統合した指導
交流学習の前日は以下のような流れで指導しました。
〇べしゃりマスター(スピーキング・リスニング)
〇ノートに自己紹介を書く(ライティング)
〇ノートを回して、お互いに自己紹介を読む合う。(リーディング)
読んでいて、「いいな!」って思うところには◎をつけて、間違いだと思うところは直してあげるか、下線を引いてあげる。
ただ読ませるのではなくて、読むポイントを与えたので、みんな真剣に読んでくれたと思います。
〇自分の自己紹介を最終チェック
〇プレ発表(スピーキング・リスニング)
〇ふり返り・目標の設定
iPadを使って、自分たちの発表を見ながらふり返って、交流学習の目標を立てました。
ただ、時間がオーバーしてしまったので、昼休みに集まってもらって、時間に追われながらのふり返りになってしまいました。。。
タイムマネジメントが・・・。 昼休みに集まってくれる、この子達に感謝です。
いろいろ自分なりに工夫しながらやったつもりです。 子ども達がよくがんばってくれたので、流暢性については去年よりもよくなっている気がします。 ふり返りをもっと大切にして、メタなレベルから自分のパフォーマンスを分析できるように指導したいと思います。
次は、三単現を学習した後に、友だちの紹介や好きな有名人の紹介で交流学習をしたいと思っています。